プレスリリース
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2008年6月16日米国フリースケール・セミコンダクタ・インク発表本文の抄訳です。
2008年6月17日
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社
組込みマルチコア・プロセッシングの最高水準を引き上げる
フリースケールの8コア・マイクロプロセッサ
フリースケールのQorIQ P4080通信プロセッサにより、
大幅な性能向上と先進的な電力効率を実現し、プログラミングの複雑性を軽減
フリースケールの新しいQorIQ製品ファミリのフラッグシップとなるP4080マルチコア・プロセッサは、45nmプロセス技術をベースとしており、Power Architecture™コア、3レベルのキャッシュ階層、革新的なCoreNetオンチップ・ファブリックおよびデータパス・アクセラレーションを搭載し、最大でも30Wの消費電力で非常に優れた性能を発揮します。
フリースケールの上席副社長兼ネットワーキング・マルチメディア・グループ・ジェネラル・マネージャであるリネール・マッケイは次のように述べています。「フリースケールの新しいQorIQ P4080プロセッサは、開発を複雑にすることなく劇的に増大する性能要求に対応します。私たちは第一世代マルチコア・デバイスの問題点を徹底的に研究しました。その答えがP4080です。画期的な技術とパートナー企業との密接な協力により、お客様はフリースケールのアーキテクチャが実現する性能を最大限に活かすことができます。」
コントロール・プレーン、データ・プレーン、およびアプリケーション層のプロセッシング・タスクを同時に実行するQorIQ P4080は、スイッチ、エンタープライズおよびサービス・プロバイダ・ルータ、アクセスおよびメディア・ゲートウェイ、基地局コントローラ、無線ネットワーク・コントローラ(RNC)、ならびにネットワーキング、テレコム、産業、および航空宇宙市場における汎用組込みコンピューティング・システムに最適です。
IDCのシニアネットワーキング、ブロードバンド、ストレージ担当アナリストのAileen Arcilla氏は次のように述べています。「マルチコア・コミュニケーション・プロセッサは、通信業界が今日直面している大きな課題-豊富なアプリケーションや広帯域サービスの要求の中で、増大する複雑さや集中するトラフィックを、いかにして管理するか-を解決するものと位置づけられています。コントロール・プレーン、データ・プレーン、そしてアプリケーション処理を1チップに統合し、最適化された性能を低消費電力で実現するマルチコア製品は、組込み市場を発展させる可能性を秘めています。」
優れた性能を実現するアーキテクチャの特長
P4080は、8つのPower Architecture e500mcコアを搭載しており、最大1.5 GHzで動作します。各コアは、それぞれに128KBの専用L2バックサイド・キャッシュを備え、共有フロントサイドL3キャッシュも2MBを搭載します。各e500mcコアそれぞれに独立してブートやリセットを実行できる機能を含め、完全なプロセッサ独立性が、この製品の決定的な特長です。コアの動作としては、8つの対称型マルチプロセッシング(SMP)コア、8つの完全な非対称型マルチプロセッシング(AMP)コア、そしてSMPとAMPを組み合わせたさまざまな動作が可能です。また、コアは異なるオペレーティング・システム(OS)の実行やOSレスでの使用ができるため、制御、データパス、およびアプリケーション処理の分散配分で非常に柔軟な構成が可能です。
優れたネットワーキング性能を達成しつつソフトウェアの複雑性を軽減するデータパス・アクセラレーション・アーキテクチャ(DPAA)によって、全体的な性能が拡張されます。このアクセラレーション・アーキテクチャはコアと連動してパケット・ルーティング、セキュリティ、サービス品質(QoS)、ディープ・パケット・インスペクション(DPI)を実行します。この機能により、コアは付加価値の高いサービスおよびアプリケーション処理に集中できるようになります。また、CoreNetファブリックは、他のマルチコアで指摘されている、バスやメモリを共有することから生じるバスの競合、ボトルネック、そしてレイテンシの問題を解決し、製品の性能を向上します。
QorIQ P4080は、幅広い高速I/O技術を採用しており、デュアル10G bit Ethernet(XAUI)コントローラ、8つのGiga bit Ethernetコントローラ、3つのPCI Express v2.0コントローラ(最大5GHz)、2つのシリアルRapidIO® 1.2コントローラ(最大3.125GHz)を備えています。
組込みマルチコア時代の開発をサポート
アプリケーション開発をスピードアップし、マルチコア製品で新次元の可視性を実現するため、フリースケールは、仮想化ソフトウェア・メーカーのバーチャテック社との協業によって、他に類を見ないハイブリッド・シミュレーション環境を開発しました。この環境は、バーチャテック社のSimics™シミュレータ高速ファンクション・モードとQorIQ P4080プロセッサの性能モードを組み合わせたもので、開発者は、シリコン・サンプルが供給される前に、実際のハードウェアの制約を受けることなく、応答性、可視性、制御性を備えたシミュレーション環境を手に入れることができます。ハイブリッド・モデルを利用することにより、コアとコードを切り分け、任意の仮想シナリオを実行することができます。また、各種オペレーティング・システム上で、ソフトウェアの開発、デバッグ、およびテストを行うことができます。この環境は、ドライバやミドルウェア、アプリケーション・コードのパフォーマンスをチューニングするソフトウェアの開発者にも最適です。
フリースケールは、先進のデバッグ機能を開発してQorIQ P4080に導入しました。また、エコシステム・パートナーと共同して、デバッグ機能を最大限に活かすためのツールの開発にも取り組んでいます。デバッグ機能としては、Auroraベースの高速トレース、Nexusトレース、統合命令トレース、ウォッチポイント・トリガ、クロス・イベント・トリガ、パフォーマンスモニタ、その他Power ISAが定めるデバッグ機能がサポートされます。この機能により、動的なデバッグが可能となり、異なるコア上で動作するタスク間で発生しうる複雑な処理反復の可視性が最大限に高まります。
QorIQ P4080は、組込みハイパーバイザにより新次元のハードウェア・パーティショニングを可能にします。この機能により、システム開発者は、CPU上で動作するソフトウェアが、明示的にアクセス権限を与えられたリソース(メモリ、ペリフェラルなど)のみにアクセスするように設定できます。組込みハイパーバイザは、コンピューティング・リソースの物理属性要素を不可視化することにより開発を簡素化します。複数の個別オペレーティング・システムを安全かつ自律的に動作させ、プロセッサ・コアやメモリ、その他オンチップ機能などのシステム・リソースを共有させることができます。ハイパーバイザはペリフェラル・アクセス管理ユニットも備えており、システム内のすべてのバス・マスタに対するアドレス変換およびアクセス制御が可能になります。
QorIQ通信プラットフォームについて
フリースケールのQorIQ通信プラットフォームは、フリースケールの代表的なPowerQUICC通信プロセッサを発展させた次世代プラットフォームです。高性能Power ArchitectureコアベースのQorIQは、すべてのコネクションで信頼性、セキュリティ、サービス品質(QoS)が要求される新時代の革新的ネットワーキング技術を実現します。フリースケールのQorIQ プラットフォームおよびロードマップは5つのプラットフォーム(P1、P2、P3、P4、P5)で構成され、シングルコア、デュアルコア、メニーコアのオプションを揃えています。開発者は、すぐにマルチコア・システムの開発に取り掛かることも、将来に向けて洗練された移行パスを手に入れることもできます。QorIQプラットフォームの詳細については、http://www.freescale.com/multicoreのWebサイトをご覧ください。
供給予定
QorIQ P4080デバイスのハイブリッド・シミュレーション・モデルは、本日より開催するフリースケール・テクノロジ・フォーラムにてデモンストレーションを行います。また、バーチャテック社から2008年末より提供される予定です。QorIQ P4080プロセッサは2009年中頃のサンプル出荷を予定しています。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ・インクは、自動車用、民生用、産業用、ネットワーキングおよびワイヤレス・マーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界30カ国以上で、半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。フリースケールは世界的な大手半導体メーカーです。2007年度の売上高は57億ドル(USD)でした。詳細は、http://www.freescale.com(英語)、またはhttp://www.freescale.co.jp/(日本語)をご覧ください。
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コーポレート・コミュニケーション本部
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FreescaleならびにFreescaleのロゴマークQorIQ、CoreNetは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。
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