プレスリリース


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2008年11月5日

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社

フリースケール、新しい性能レベルをもたらすDSPにより
LTEおよび次世代のワイヤレス規格の展開を加速

強化されたStarCore®技術およびマルチスタンダード・アクセラレータを
45nmプロセスに統合し、6GHz相当の性能を提供する6コアのMSC8156

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:高橋恒雄)は、SC3850 StarCore DSPコアの新技術をベースとし、ワイヤレス・ブロードバンド基地局装置の性能を飛躍的に高める6コアのDSP「MSC8156」を発表しました。

MSC8156は、45nmプロセス技術による業界初のハイエンドDSPの1つで、優れた処理性能、エネルギー効率、およびフォーム・ファクタを特長とします。さらに、LTEをはじめとする次世代のワイヤレス規格に準拠するネットワークを短期間で本格的に配備するのに必要な柔軟性、統合性、およびコストパフォーマンスの高さを備えています。

フリースケールの上級副社長兼ネットワーキング&マルチメディア・グループのジェネラル・マネージャであるリサ・スーは、次のように述べています。「先進のネットワーク技術分野へのフリースケールの継続的な投資により、お客様はより高度でシームレス、そしてさらに強固なワイヤレス環境を提供することが可能になります。MSC8156は、LTEやその他の次世代ワイヤレス・サービスにおいて基地局ベンダーや通信事業者が求めるスピードを達成するための性能を提供します。」

MSC8156は従来複数デバイスで行っていた処理を1チップで実現できるプロセッサです。これまで業界最高性能を誇っていたフリースケールの従来製品であるプログラマブルDSP MSC8144と比較しても、基地局アプリケーションにおいて、ほぼ2倍の性能を達成するよう設計されています。

MSC8156の優れた性能により、最新のOFDMA標準で規定されている高速のデータ転送をサポートし、高スループットと低遅延という次世代の基地局の要件を満たします。最新の高機能HSPAネットワークに比べて5倍以上のスペクトル効率を実現するOFDMAベースのシステム向けに最適化することで、MSC8156は通信事業者の運営コストを抑えるだけではなく、エンドユーザにとって魅力的なまったく新しいカテゴリのサービスの提供といったビジネス・チャンスをもたらします。

調査会社Forward Conceptsの社長Will Struss氏は次のように述べています。「先進の3Gや4Gサービスで求められる要求を満たすために、ワイヤレス基地局ベンダーは、優れた性能と柔軟性をもつシリコンをますます要求しています。フリースケールは、マルチコアDSPのMSC8156により、再び顧客が要求する先進のDSPテクノロジを提供する力を示しました。MSC8156は次世代ワイヤレス基地局を前進させるための象徴となるでしょう。」


柔軟性とコスト削減を実現させるアクセラレーション技術
MSC8156は、マルチスタンダード対応ベースバンド・アクセラレータ(MAPLE-B:Multi-Accelerator-Platform-Engine for Baseband)技術「MAPLE-B」をオンチップに統合しています。MAPLE-Bアクセラレータは、フル・プログラミングに対応した6個のDSPコアと連携して3G-LTE、TDD-LTE、TD-SCDMA、WiMAXの各ワイヤレス規格、およびHSPAとHSPA+のシンボル・レート機能をサポートします。また、マルチスタンダード機能が1つのプラットフォームで満たされるため、異なる基地局の規格に合わせてハードウェアを再設計する必要がなく、マクロ、マイクロ、およびピコといった幅広い基地局展開にスケーラブルに適用することができます。MAPLE-Bは、ターボ、ビタビ、高速フーリエ変換(FFT)、離散フーリエ変換(DFT)プロセッシング・エンジンと2つのRISC制御エンジンを搭載しており、将来の規格変更時には再プログラムして対応することが可能です。

StarCore SC3850コア技術
フリースケールのSC3850 コア技術は、フリースケールが開発した最新世代のStarCore DSPコアです。StarCoreの従来の世代に比べて2倍のDSP乗算演算能力、より高い並列化コード効率、そしてメモリ階層の改善を実現しています。マイクロ・アーキテクチャー拡張および新しい命令セットは制御系コード、メモリ制御、信号処理コードの性能向上に寄与します。

開発ツールとソフトウェア
フリースケールは、MSC8156デバイス向けのフル・セットの開発ツールおよび対応ソフトウェアを用意しています。EclipseをベースとするCodeWarrior統合開発環境(IDE)は包括的なマルチコア開発環境です。その内容は、C/C++最適化コンパイラ、ソース・レベル・デバッガ、コアとデバイス・シミュレータ、プロファイリングとプログラム/データトレース用プラグイン・ソフトウェア解析、および最適化デバイス・ドライバが付属するロイヤリティー・フリーのSmartDSP-OSオペレーティング・システムです。開発ボードと3G-LTEや他の主なアルゴリズムに最適化されたソフトウェア・リファレンス・コンポーネントを利用することによって、ソフトウェア開発を加速させることができます。

価格と供給
MSC8156は、アルファ・カスタマ向けサンプルを2009年第1四半期より出荷する予定です。パッケージは783ピンFC-PBGAです。デバイスは、コア周波数800MHzと1GHzの2つのタイプを提供する予定です。1万個購入時の1個あたりの価格は192ドル(USD)です。


フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ・インクは、自動車用、民生用、産業用、ネットワーキングおよびワイヤレス・マーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界30カ国以上で、半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。フリースケールは世界的な大手半導体メーカーです。2007年度の売上高は57億ドル(USD)でした。詳細は、http://www.freescale.com(英語)、またはhttp://www.freescale.co.jp/(日本語)をご覧ください。


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