プレスリリース
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2009年9月9日
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社
フリースケール、組込みアプリケーションの性能とエネルギ効率を高める
最新QorIQプロセッサを発表
QorIQプロセッサ・ロードマップの最新製品として、
シングルコア・レベルの消費電力でマルチコア性能を実現するP1022
45nmプロセス技術をベースとするP1022プロセッサは、フリースケールのQorIQマルチコア製品ラインで6番目の製品となります。この製品は、幅広い性能と統合機能をクラス最高のエネルギ効率で提供します。多機能プリンタやビデオ監視システム、ストレージ機器、産業オートメーションや産業用制御装置など、性能とエネルギ効率が重視されるアプリケーションに理想的です。
フリースケールのネットワーキング・プロセッサ・ディビジョン担当副社長兼ジェネラル・マネージャであるブレット・バトラーは、次のように述べています。「現在、あらゆるクラスの組込み製品に対して、政府からエネルギ効率を高める要求が強まり、規制強化が進んでいます。組込みシステムの設計者や開発者にとっては、新たな難題に取り組まなくてはならない時代となりました。先進の電力管理機能を備えたフリースケールのQorIQ P1022プロセッサは、マルチコア処理アプリケーションにおいて厳しくなるエネルギ効率基準を満たしつつ、低システム・コスト化を実現します。」
P1022は、アプリケーションの並列処理用にギガヘルツ・コアをデュアルで実装することで、ネットワーク・サービスやメディア処理、魅力的なユーザ・インタフェース機能を同時に実現します。600MHz〜1GHzのPower Architecture®テクノロジに基づくコアを二つ搭載したP1022は、3ポートの高速PCI Expressインターコネクト、ハードウェア・アクセラレータ、256KBのL2キャッシュ、およびDDR2/3メモリ・コントローラといった機能を備えています。また、このデバイスは、シリアルATAインタフェースとSD/MMCコントローラを統合しているため、ストレージ・デバイスへの接続も容易に行うことができます。P1022のシングルコア・バージョンであるP1013も全く同様の周辺機能、インターコネクト技術、電力管理機能を兼ね備えています。
P1022プロセッサは、周期的なワークロードにおける消費電力をダイナミックに低減させるためのJOGモードを含む、高度な電力管理機能を特徴としています。また、パケット・ロスレス(パケットを取りこぼすことなく受信)・ディープ・スリープ・スタンバイ機能により、ネットワークからの復帰要求に対する高速応答を維持しながら、1ワットACネットワーク・スタンバイを達成する組込みシステムの開発を可能にします。
P1022は、非対称型マルチプロセッシング(AMP)と対称型マルチプロセッシング(SMP)の両方の動作モードをサポートしているため、用途に応じた処理を柔軟に実現することができます。フリースケールではP1022プロセッサにより、同一のクロック周波数で動作するシングルコア・デバイスで処理したテスト・アプリケーションに対して、AMPで最大82%、SMPで最大78%の性能向上を達成しています。
AMP環境においては、設計者は1つ目のコアをユーザ・インタフェースや付加価値ネットワーク・サービスに利用し、2つ目のコアで多機能プリンタやビデオ監視機器、リモート・メディア・サーバといった用途のメディア処理を実行させることができます。また、ネットワーク・メディア処理においてSMPを活用するのも同様に効果的です。P1022では、一つのワークロードを並列処理に最適化してSMPモードで実行することで、全体的なシステム・スピードと応答性を改善することもできます。
P1022プロセッサは、ギガビット・イーサネット、IEEE® 1588、USB 2.0、SATA、SD/MMC、DUART、SPI、I2C、およびユーザ・インタフェース用LCDコントローラなど、各種システム・ペリフェラルを統合しており、システム・レベルのコスト削減を達成します。また、P1022を用いたボード設計においては、4つの信号層でルーティング可能なプリント基板(PCB)を使用できるため、さらにコストが削減されます。P1022デバイスは、NAND型Flash、高速シリアルFlash、リムーバブルSD/MMCなど、低コストのブート・オプションも用意しています。
フリースケールのマルチコア・エコシステム・パートナから寄せられた歓迎コメント
Green Hills:最高技術責任者(CTO)、David Kleidermacher氏のコメント「P1022の統合性と低消費電力動作により、組込み設計でマルチコアを採用する際に立ちはだかる数多くの障壁が取り除かれます。P1022に対応したINTEGRITY Secure Virtualization、ネットワーキング・プロトコル、包括的なマルチコア開発ツールにより、Linuxユーザ・インタフェース・ソフトウェアとINTEGRITYのリアルタイム応答性を組み合わせて、完全なネットワーク・プロトコルをサポートするシステムを開発できます。」
Mentor Graphics:組込みシステム部門担当ジェネラル・マネージャ、Glenn Perry氏のコメント「QorIQ P1022プロセッサは、Androidフレームワークで実現する魅力的なユーザ・インタフェース技術とネットワーク・サービスを追加しながら、非常に重い組込みワークロードを実行するのに理想的なプラットフォームです。Mentor Graphicsでは、先日実現したEmbedded Alley社の買収を通じ、P1022をはじめとした先進的なマルチコア・プロセッサを最大限に活用して製品の差別化を可能にするNucleus、LinuxおよびAndroidマルチコア製品を提供しています。」
Wind River:最高技術責任者(CTO)、Tomas Evensen氏のコメント「QorIQ P1022デュアルコア・プロセッサは、ローエンドのネットワーク・デバイスを対象にマルチコアの優れた価値を示します。フリースケールと長年にわたりパートナ関係を築いてきたWind Riverは、P1022プロセッサを全面的にサポートし、両社の顧客に対し、今日の組込み設計において絶えず増大する性能面の要求やエネルギ効率基準を満たす製品を実現します。」
Zoran:映像処理部門ソフトウェア・エンジニアリング担当副社長、Tom Mager氏のコメント「ZoranのIPSページ記述言語インタープリタは、マルチコアの対称型マルチプロセッシングを通じたレンダリングの並列処理により、大きなパフォーマンス向上の恩恵を受けます。レンダリングを並列処理に最適化したZoranのIPSソフトウェアとフリースケールの新しいQorIQ P1022を組み合わせることにより、Zoranのプリンタおよび多機能プリンタ(MFP)の顧客は、消費電力を抑えつつ60%の処理性能向上を実現できます。」
価格と供給
QorIQ P1022プロセッサは、2010年初頭にサンプル出荷を開始する予定で、1万個購入時の参考価格は42.41ドル(USD)です。
QorIQ通信プラットフォームについて
フリースケールのQorIQ通信プラットフォームは、フリースケールの代表的なPowerQUICC通信プロセッサを発展させた次世代プラットフォームです。高性能Power Architectureコア・ベースのQorIQは、あらゆる接続の形態で信頼性、セキュリティ、サービス品質が要求される新時代の革新的ネットワーキング技術を実現します。デュアルコアQorIQデバイスは、既存のPowerQUICCプロセッサと完全なソフトウェア互換性を保持しており、PowerQUICC II ProおよびPowerQUICC IIIプロセッサのユーザに魅力的なマルチコアへの移行パスを提供しています。QorIQプラットフォームの詳細については、www.freescale.com/multicoreのWebサイトをご覧ください。
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